【生地の素材】 |
基本的にはポリエステル100%の素材であれば、理論上昇華転写プリントは可能です。ただしポリエステル素材の生地と言っても厚手・薄手・伸縮性がある・生地表面に凹凸感があるなど、それぞれに状況が違うため必ずしもプリントできると言うものではありません |
【生地の色】 |
プリントとしては染色に近いので元々生地に色が付いていると昇華転写プリントはできません。というか濃色の生地であれば昇華転写プリントのインクが生地へ吸収され殆ど見えない状態になってしまいます。そのため白(晒)の生地を使用します |
【プリント有効巾(プリント可能な生地巾)】 |
プリント業者の使用しているプリンター・プレス機によりますが、150cm巾までの対応ができる所が多いです。そのため、プリント単価的にこなれていると思います。一部180cm巾やそれ以上できる所もありますが、それをできる所が少ないためプリント単価はかなり上がってしまいます |
昇華転写プリント利用されれている主な商材は、ユニフォーム・水着・下着などのポリエステル素材のアパレル系商材と抱き枕カバー・クッション・タオルなどのインテリア寝装品系、タペストリー・のぼり・バナーなどのディスプレイ系に分かれます まず昇華転写プリントを選ぶ場合には「発色の綺麗さ」・「生地の風合いを損なわない仕上り」・「製版の必要がない」が上げられます 生地の風合いを損ねない例として、サテン・バックサテンなど光沢した生地へ昇華転写プリントした場合、その生地の光沢感はそのまま残ります。 インクジェットプリントのように生地の下処理がいらないことから、不定期的な少量での追加プリントする場合でもコストアップする要因が少ないです |
【昇華転写プリントの注意事項】 |
上記で記載している通り、熱を利用してプリントする手法のため、アイロンや乾燥機の使用は基本的にできません。それは生地へプリントしたインクが再昇華してしまうからです。特にプリント色が濃色の場合移染する可能性は高くなります |