イベント会場でのカーテン・幕の具体的な取り付け方法別作りこみについて


イベント会場でのカーテン・幕の取付け方法について
通常のカーテンレールを使用したヒルカン・アジャスターフックでの製作ももちろん可能ですがトラスや木工・システムパネルでの枠作りをされる場合には下記のような作り込みを行うことが多いです

【上部のみ補強】
幕類_上部のみ補強 <布を破れづらくする>
生地・布を直接木材に留めたい場合に釘やガンタッカーなどで打ち付けますが、柔らかい・伸縮するなどの生地・布の場合には打ち付ける部分のみ補強します。
薄い生地や伸縮性のある生地は補強をしないと生地・布が裂ける可能性があります。補強はカーテン芯材や綿テープなどを縫い付けるのが一般的です。また補強したあとマジックテープを縫い付けて設置する方法もあります。実際の加工方法については、仕様・サイズなど条件によって違います
【Vヒモ付き】
幕類_Vヒモ付き <ヒモを縫い付けること>
会場にバトン・バーがある場合には、それに縛って取り付ける場合に用いる方法です。短期のイベントよりも定期的に使用するカーテンや舞台幕・学校幕の時にこのような方法で結びます。
イベント会場でも、トラスやテントの骨組みに直接施工したい場合にもこの方法にします。ヒモの縫い付け方も、布地の重みにより変わります。通常ヒモの色は生地色と同色もしくは近似色を使います。ただし、お客様の指示により生地と全然違う色を使用することもあります。スワッグもこの仕様にすることが多いです。垂れ下がり具合・巾調整が容易にできるからです。舞台・学校・披露宴会場などはこの仕様が多いです
【ハトメ加工】ハトメの内径は10〜45mm
幕類_ハトメ加工 <真ん中の開いた金具>
トラスや金具にフックがある場合には引っ掛けるだけなのでこの方法を用います。ただし状況により間隔が変る場合には、ハトメにワイヤーやヒモで縛り付けなければならない状況が発生する可能性はあります。
カーテンでバー(棒)に通したい時にも用いられる方法です。また、トラスにインシュロックで固定する際にも利用される方法です。生地の厚み・耐久性により、ハトメ部分を補強するケースもあります。テント関係の業者はこの仕様にすることが多いです
【パイプ袋加工】
幕類_パイプ袋加工 <筒状にする>
生地・布の端に棒が通せるように袋状に縫製します。上下もしくは左右にこのパイプ袋を付けて、棒を通しテンションが掛かるように引っ張って留めます。
ただしパイプがプラスッチクなどで曲がり易い素材の場合、テンションを掛けすぎると湾曲し、生地が中央に寄ろうとするため縦シワができ易くなります。イベントのブースサイズに合わせて製作することでピンッと張った状態を作れます。プラスチックパイプやスチールパイプの手配もできます。通常は本体と同じ生地・布で製作します。場合により別布を使用することもあります。舞台幕などでは上部にVヒモを付けて下部にパイプ袋を付けて吊るすのが一般的です。下部にウェイトを縫い付けることも可能です
取付け方だけでなく布地やサイズなど複合要因によって取り付け方を提案させて頂きます
上記以外にもギャザーテープを使用してドレープ出しをするなどの縫製加工も可能です
上図の作り込みを複数組み合わせることも可能です(例:上部Vヒモ付き下部パイプ袋付きなど)
上図はミシン目をわかり易く表現するために生地色と別色にしていますが通常は同系色・透明糸で目立たないような色のミシン糸を使用します
※幕のデザイン・形状はこちらのページをご覧下さい

イベント会場でのカーテン・幕の取付け
案件により弊社社員及び職人を手配して現場にてカーテンを取り付けさせて頂くことも可能です(別途取り付け費が発生致します)。カーテン・幕を取り付ける状況を教えて頂ければ上記以外の縫製加工等も可能ですのでお気軽にお問合せ下さい。基本的には設置する骨組み・枠組をヒアリングして、そこから誰でも簡単に設置できるようなところまで仕様を考えて作り込みを行います。そのため実際には弊社のお客様みなさまは自分たちで施工してしまうことが殆どです

商材別>カーテンの取付け

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