木綿判(51cm×55cm)、銘仙判(55cmx59cm)、八端判(59cmx63cm)が基本サイズ | |
クッション同様に四角の45cm角や50cm角などです。高座用座布団は75cm角前後とかなり大きくなります。長座布団になると55cm×180cmなどもあります。イスのサイズやレイアウトの都合上など、上記以外のサイズで製作することは可能です。また座布団風の難燃素材を使用したディスプレイ用クッションなども製作することも可能です。同じような仕様でリングピローも製作することが可能です |
基本的には綿(めん)素材や綿麻素材など和調な生地を使用することが多いです。あとは綿素材でも織り糸の太い方が和風に見えるとのことで11号帆布やGポプリンなどが選ばれるケースもあります。また化繊でもチリメン(オニチリ)やシャンタン・アムンゼンなどが和風に見えるとのことでよく使用されます。シルク(絹)のような雰囲気を出す場合には柔らかいサテン生地を使用することもあります |
基本は綿(わた)ですが、業務用座布団(飲食店・宿泊施設など)ではウレタンやポリエステル綿を使用した物も多いです。そちらの方が安価に製作できます。ポリエステル綿も吹込み用のわたと成型品のわたとコストや風合いの違いで使い分けをします。あとはウレタンにポリエステル綿を巻いて膨らみを持たせる仕様にすることもあります。ただし耐久面でみると真綿の方が綿の密度も高く、またメンテナンスをすることで長持ちもしますので長く使用するのに向きます。天然素材という意味ではパンヤも使用されることもありますが現在では取扱い工場が減っているためあまり使用されていません。価格もポリエステル綿よりも高くなります。丸洗い可能な座布団としてパイプビーズを入れた物も一部あります |
クッションと同じ要領で全面フルカラープリントすることも可能ですが、座布団の真ん中をトメてしまうと真ん中部分は少し凹みますので、デザインが歪んで見える可能性もあります。そのあたりは勘案してプリントデザインを考えて頂ければと思います。当たり前ですが、座る物なので立ったり座ったりで生地を擦ることになるので、耐久性が求められる時にはラバープリントはオススメできません。ノベルティなどで数量が多く1色プリントの場合にはラバープリントが一番安価にできるのも確かです。そのあたりは何を重要視するかで変わってきます。またクライアントによって摩擦堅牢度などを気にされる場合には、事前にどの程度の耐久性が求められるのかわかっていればこちらである程度は予測し生地やプリント手法を提案できます |
座布団の派生商材として、学校・幼稚園などで使用されるクッション型の防災頭巾(ずきん)も弊社取扱いの難燃素材を使用して製作することも可能です。関東地方や東海地方では学校・幼稚園で各自持ち込むのが一般的ですが、それ以外の地域では地域・施設単位で対応が異なっています。防炎製品の場合は別途試験に合格し認定を受けないと市場に出回る商品として販売できません。また製造管理など工程表の提出などが必要なため、弊社では製作実績のある工場以外に生産委託することはありません。防災グッズとして頭を落下物から保護する目的もあることから防炎製品以外にも製作することは可能ですがその場合には防炎製品として謳うことや防炎製品ラベルを付けることはできません |