シルクプリントについて

生地へのシルクプリント
紙のプリントでも紙の種類によってプリントの仕上り具合が違うと思いますが、生地は更に表面の凹凸感が紙以上にあるため、生地の種類によるプリントの仕上り具合に差がでます。生地へのシルクプリントはインクを付ける(浸透させる)時に、生地の種類によっては縮みが発生します。もしくはインクを乾燥させる時に縮みが発生する生地もあります。それも生地により縮み方や縮む幅が変わります。生地のプリントの場合、機械任せにできる部分よりも人の目で確認・調整しながら作業していくことも多く手間がかかります。そのことからも素材によってプリント条件が変わってきます
※データの入稿については
プリントデータ。納期については生地へのプリント納期とそれぞれのサイトを参照下さい

シルクプリントの基本事項
ストレッチ素材_シルクプリント 弊社で請けているシルクプリントは最大80cm×150cm程度までプリント可能です。通常Tシャツなどを請けている業者はA3サイズ程度が一般的です。またインクは水性と油性がありますが、水性でプリントすることが多いです。
というのも油性はインクが乾燥後硬くなるため生地の風合いを損ねるため、弊社で使用されるのれんやテーブルクロスではあまり使用されていません。また生地によりインクが生地へ浸透し下地に影響される場合があり、その場合には2度刷りなど重ねて刷ることもあります(その分刷り代も上がります)。プリントできる素材は一言でいえばインクがはじかれない物であれば可能です。持込み生地へプリントする場合・弊社でも使用実績がない生地の場合はどの種類のインクが定着するのか試験する必要が出てきます

シルクプリントの版について
まずシルクプリントには版(はん)が必要になります。これはプリントするデザインを生地へ刷る際に必要になる元になります。基本的に版はプリントする色数の1色につき1版必要になります(5色展開の場合は5版必要)。そのため費用も版代(はんだい)は1版毎に掛かるため、プリントする枚数が少ないと版代の負担が大きくなりコストメリットはなくなります。また版にもグレードがありメッシュ状の格子が細かいほど細い文字やラインの表現がし易くなる反面、版代そのものも高くなりますが刷り代も目詰まりが起こしやすいため煩雑な分アップチャージされやすいです

シルクプリントのメリット
1色プリントでプリントする枚数が多い場合には一番安価にプリントできる手法です。プリント色数が多くても枚数が数万枚など多ければコストメリットはあります。それ以外の条件では昇華転写プリントや圧着転写プリントの方が安価になる可能性が高いです

シルクプリントのデメリットについて
まずプリント色数が多くプリントする枚数が少ない場合には向きません。コストが割高になってしまい、過去の経験から殆どの場合金額が合いません。枚数が少なくても白1色プリントなどの場合はその時々の条件(使用生地・プリントサイズ・枚数)によっては他のプリント手法と同程度の金額でプリントできる場合もあります。また1mm程度のラインなど細かなプリント表現も、プリント直後は良いものの経年劣化や使用状況によっては接着面が少ない為剥がれてしまうこともあります

プリントのみ請負例(既製品へのプリント)
◎裁断済み生地
◎Tシャツ
◎ベンチコート
◎洋服・衣裳
◎ポーチ

◎法被(はっぴ)
◎帽子(キャップ)
◎ユニフォーム
◎ジャンパー
◎ベスト
◎トートバック
◎ポロシャツ

◎ウィンドブレーカー
◎カバー類
プリントサイズ・位置等ご指定下さい。デザインはデータ(イラストレーター)でお願いします
データ作成の場合には別途データ作成費がかかります(単価はデザインにより変わります
生地素材・プリント位置によりプリント可・不可がありますこと、予めご了承下さい
結び帯・袢天は既製品の手配可能です

個人のお客様からのプリント依頼
著作権・肖像権が生じるプリントをするのには権利者の了承・使用許諾が必要になります。そのため特に確認の難しい人物の写真については、上記以外にプライバシーの問題もあり、個人のお客様からのプリントを含めた製作はできかねます。それはこちらで肖像権・著作権・商標・意匠登録などデザインに関する権利関係が判断できないためです。法人のお客様でもご確認させて頂く場合があります。また賠償責任などの問題が発生した場合は弊社では責任を負いかねます。予めご了承下さい。同人関連につきましては、キャラクター・デザインの権利者(版権元)のガイドラインで使用許諾に関して確認して下さい

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