2000.11.02『枕の選び方 #01【高さ】』
弊社なりの説明をしていきたいと思います。最近ではいろいろと低反発系の枕がブーム的になっているので、枕に対する考え方が確立させてれきたのは良い傾向だと考えています。関心度が高ければ、それだけ情報も豊富になってきますからね。枕を製造する立場から見れば、これほどありがたいことはありません。
枕はご承知の通り「頭を乗せるもの」ではなく、「頚椎(けいつい)をサポートするもの」という認識をされていると思います。どちらかというと今までは「頭を乗せるもの」という認識が大多数をしめていたと思います。
確かに頭を乗せるのには間違いありませんが、じゃあなぜ今になって「頚椎をサポートするもの」と言われているのでしょう。
当たり前のことですが脳のある頭と胴体の体をつないでいるのが首です。それも寝る時に下にくる頚椎部分は体全体にもしくは、部分的に影響をあたえる程、重要な所になります。では頚椎について何も考えずに枕を選ぶとどのようなことが起きると思いますか。
実は結構あるんです。肩こり・いびき・起きた時の頭痛など。もちろんこれらの症状は枕以外の原因でも起こりうる問題ですが、もしかすると枕が原因ということもありえます。
ほとんどの場合が枕が高すぎるという傾向にあるようです。特に意識されない方に多いですね。もしよろしければ、実際に今までよりも低い枕を使用してみて下さい。逆にこれで治る症状であれば健康的には問題ないということがわかりますしね。
実際に首(頚椎)の高さって何?と思われる方もいらっしゃると思います。まあいろんな所で紹介されているので、知っているという方も結構多いとは思いますけど。
簡単な測り方として壁にそって背を向けて立ちます。頭が壁につくとかは、個人差があると思うので無理につける必要はありません。背を向けて立ったら、首の所の空間を定規で測れば、おおよその数値がわかります。
正確に測るために、コンピューターを使用しているメーカーさんの所もあるので気になる人は利用して頂ければ良いと思います。
最近の若い女性の人は、かなり頚椎部分が低いという話しも聞くので、女性の方は特に一度は、自分でもいいから測ってみた方が良いと思います。
これで自分の頚椎の高さについてはわかったと思います。ただこれだけで、単純に枕の高さを決めるのはちょっと問題があります。
なぜかというと、みなさんは何で寝てますか?ベッドorふとん?これで何が影響するとおもいますか。もうおわかりの方もいらっしゃると思いますが、寝た時に体の沈み具合が変わります。
例えば、同じ高さの頚椎の人が同じ高さの枕をそれぞれ使用している場合。体がほとんど沈まない素材のものを敷いて寝ている人と、体を包むように沈むものを敷いている人では、おのずと高さは違ってきます。
そうです体の沈み具合も考慮して枕の高さを選ぶ必要があるのです。ですから、友達に勧められて同じ枕を買うのはいいんですが、もしサイズによって高さが選べるようでしたら、ちょっと考えてみて下さい。それだけでも随分と違ってきます
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