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創業69年の経験と実績のもと生地手配から加工・プリント
縫製まで請負うファブリック・エージェンシー(生地の代理店)
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生地を製品に仕立てる場合の端の処理はおおまかに次の通りになります
縫製(ほうせい)
:ミシンを使用して縫う方法
ヒートカット
:生地を熱でカット・処理していく方法
レーザーカット
:生地へレーザー照射してカット・処理していく方法
裁ち落とし(たちおとし)
:切りっ放し裁断したままの状態
ウェルダー
:ビニール・ターポリン素材に使用される高周波接着
※ヒートカット・レーザーカットの詳細はそれぞれリンクをクリックして下さい
生地を縫製する際に仕上げるサイズに対して端の処理に縫製が必要な場合は余白部分が必要になり、これを『縫いしろ』と呼んでいます。縫いしろは縫製した布製品では通常裏面にまわります。そのため気にしてみないと気づかないかもしれません。
縫いしろに必要な長さは縫製方法・縫製する生地・商材によって変わります。縫いしろが生地の端ギリギリの場合は縫製した生地への負担が大きく生地が破れたり強度面で弱くなる可能性があります。製品に仕上げるサイズに対して、この縫いしろ部分を足した生地の大きさが生地を裁断するサイズ(裁断サイズ)になっていきます。
1つ布製品を製作するのに生地の必要量(要尺)を算出する場合にはまず裁断サイズを算出してからになります
生地の端の縫製の仕方については概ね下記の通りになります
【1つ折り縫製】
生地の端部分を1つ折りにして縫製する方法
○生地がほつれない素材の場合に使用
○折り返しの厚みが少なくすむ
○縫いしろが少なくてすむ
×普通の生地の場合にはほつれる可能性がある
×耳の処理によっては見た目が悪い場合がある
【三巻き縫製】(みつまき)
生地の端部分を2つ折りにして縫製する方法
○生地の端がほつれない
○端の強度が増す
○裏から見ても綺麗に処理されている
×生地によって分厚くなる場合がある
×1つ折りより縫いしろが必要になる
【オーバーロック縫製】
生地の端部分を巻いて縫製する方法
○生地がほつれづらくなる
○折り返しよりも厚みがでない
×専用ミシンでないと縫えない
×厚手の素材は対応できない
×そのままだと見た目が悪い
【インターロック縫製】
生地の端部分を巻いて縫製する方法
○生地がほつれづらくなる
○オーバーロック縫製に更に本縫いを同時に縫う
×専用ミシンでないと縫えない
×厚手の素材は対応できない
×そのままだと見た目が悪い
【巻きロック縫製】
生地の端部分を巻いて縫製する方法
○普通のロック縫製よりも細かい
○生地がほつれなくなる
○薄い生地でも対応可能
×厚手の素材は対応できない
×専用ミシンでないと縫えない
×対応できる所が極端に少ない
※複合的に端をオーバーロック縫製してから1つ折り縫製することも可能です
※三巻き縫製では角部分を額縁仕立て(斜めに切り落とし縫製)にすることも可能です
※あくまでも弊社での布装飾・インテリア系で主に用いられる端の縫製手法になります
(主な商材:カーテン・幕類・テーブルクロス・クッション・タペストリーなど)
※縫製イメージ図はわかり易くするため簡易に表現しています
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