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創業69年の経験と実績のもと生地手配から加工・プリント
縫製まで請負うファブリック・エージェンシー(生地の代理店)

TOP>生地(布)のメンテナンス


生地のお手入れの基本事項
生地(布)の取扱い方法
基本的に生地(布)は糸を織って作られているため金具など突起物に 当てると破れたりキズになったりします。お取扱いにお気をつけ下さい。

原反であれば、通常ビニール袋に入った状態で納品させて頂きますが生地は引きずって運んだりするとビニール袋が破れ生地が汚れる原因になります。生地はちゃんともって運ぶか台車などに乗せて運んで下さい。ボア素材など起毛している生地は裁断すると毛が抜けてものすごく舞います。

作業を行う場所は毛が舞っても大丈夫な場所で作業を行って下さい。ガラスクロス(ガラス繊維)などもガラスの粒子が飛散します。生地の裁断前に必ず巻きの内側か外側のどちらを表地として使用するのか確認してから裁断して下さい。生地は使用したい面が必ずしも内側になっているという訳ではありません

生地(布)の保管方法
製品を保管する際には湿度の低い通気性の良い所で保管して下さい。保管場所によってはカビ発生の原因にもなりますので、お気をつけ下さい。

直射日光の当たる場所での保管は色褪せや黄ばみの原因にもなりますので、なるべく日の当たらない場所で保管して下さい。原反は横に寝かせて保管してください。立てかけた状態のまま長期保管すると生地が下にズレていきシワになりアイロンがけなどしないとそのシワは落ちなくなります。

長期間立てかけた状態の場合アイロンがけをしてもシワがとれなくなる場合もあります。綿素材であれば湯通しで何とかなる場合もあります(※ただし生地が縮む可能性が出てきます)。カット生地も保管する場合には、アイロンで折りシワをとった後は紙管に巻いて保管することをオススメします

3)生地(布)の耐久性
生地は使用年数とともに劣化していきます。そのため使用年数に比例して 生地の染色堅牢度やクリーニングの耐久性も落ちていきます


後防炎加工してある生地について
保管について
保管状態によっては黄ばんだり酸化によって変色する可能性があります。 後防炎加工を施した生地はなるべく早く使用して下さい。後防炎加工を施した生地は弊社を含め生地問屋・生地メーカーともに在庫品をほとんどもっていないのも長期保管に適さないためです

2)クリーニング
後防炎加工を施している生地は紙シールのラベルになることからも基本的にはクリーニングをしてしまうと効果がなくなってしまいます。そのため後防炎加工を施した生地はクリーニングした場合には再度防炎加工をすることになりますが使用年数が経っている生地ですとクリーニング及び防炎加工の再処理ができない場合もあります


生地の不良・返品について
返品について
生地に不良箇所がない場合での返品は基本的にできません。未使用の場合はメーカーにより受け付けてもらえる場合もあります。また一部でも裁断してしまった生地は返品できません。その点は予めご了承下さい。原反を切ってしまうと返品・交換の対象になりません。

どこでキズが発生したのか責任の所在が明確でなくなってしまうためです。アパレル関係では一度巻き直しながら検品をしてから裁断作業にかかる工場もあります

生地の不良について
生地にキズがないかは各メーカーともに検査を行っておりますが場合により 発見できないケースもあります。キズがあって使用できない部分がある場合、その部分をご返送頂ければ、お話合いの上ご対応させて頂きます(※場合によりキズ箇所を確認した上で総メーター数を間引いているケースもあります)。

紙などと違い生地の場合、生地の糸を作る・織り機で織る・色を染めるなどの工程を通常別の工場で行います(工場によっては一貫作業します)。その関係で多少のキズが付くことがあります。たとえば数10cmの破れがあるとか数cmの穴があいているとかは不良品の分類になりますが1・2mm程度のキズはご了承頂きたい範囲になります。

特に別珍など起毛している生地は毛がねてしまうとか多少編みが荒くなっている部分とかが出てきてしまいます。もちろん殆どの場合が何の問題もないのですが一部そのようなこともありますので予めご認識頂ければと思います。

メーカーにより1・2mmのキズが何箇所以内がA反で10箇所以内がB反など規定しているとこもありますが、それも生地やメーカーによって変わります(日本紡績検査協会の検査基準では55m巻きの物で6箇所までがA反という扱いになります)。生地の耐熱性については素材にって大きく変わります。比較的熱に強いポリエステル素材でも200度以上の熱をプレス機などで加えると焦げたりします

事業領域
ディスプレイ事業