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2011.09.29 『ホームファッション #02【シートクッション】』
一般的には『座布団(ざぶとん)』と言えばイメージしやすいでしょうか。「座る時に使用するクッション」という区分で考えています。工場とのやりとり時にも、「座るもの」「寄りかかるもの」とで背当てクッションとシートクッションを区別しています。更に細かくみると、「座布団風=綿(わた)」と「シートクッション=ウレタン」というようなクッション材によっても分けて考えています。これはあくまでも製作サイドの完成品のイメージするためのもので、「シートクッション」だからクッション材はウレタンしか使用しないというわけではありません。まずはウレタンを使用した場合で考えるても、用途や条件によって使用するウレタンの種類も変わります。感触重視であれば低反発ウレタンを使用されるでしょうし、長期間使用されることを前提とする場合には車やバイクのシートでも使用されているウレタンチップの成型品を使用することが多いです。ウレタンチップの成型品は、粉砕されたいろんな種類のウレタンを再度成型して固めたもので、高反発であるためへたりにくいので、長期使用には向いています。また短時間や簡易な座布団でも良い場合には、普通のウレタンを用いてクッションを製作します。あとはコストを抑えたい時も。ただし、普通のウレタンは長時間・長期間座っていると座っている箇所から凹んで元に戻らない状態になります。またその状態になるのも早いです。一度凹んだウレタンは元に戻すことはできません。なるべく長期間使用するのであれば、リバーシブルタイプであれば定期的にひっくり返したりローテーションすると持ちが良くなります。この辺はベッドマットとも同じです。綿(わた)を使用した場合では、綿は空間の体積が一番大きくなる所にたくさん入ります。これは四角い側地で考えると四角の中心部分が一番空間が生まれます。2枚合わせになっているクッションカバーを真ん中を持ってつまみ上げてみるとわかります。ということは、綿を側地に入るだけ入れると、真ん中が山のようにこんもり盛り上がります。これでは座るクッションとしての一番の要件を満たしていません。そのために、座布団で良くあるように真ん中にヒモで縫い付けて厚みを抑えるような仕様になっています。また、真ん中が周りよりも凹んでいることで座り易くもなります。あとは生地のたるみも真ん中が一番出てくる箇所であるため、それを抑える役割にもなっています。同じ要領でペアレシステムパッド・6Mコンポーザーも部屋を分けることで安定して座れるようになっています。


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