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創業69年の経験と実績のもと生地手配から加工・プリント
縫製まで請負うファブリック・エージェンシー(生地の代理店)

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クッションの基礎知識について
クッションの製作は形状・仕様・中材の選定によって製作できる生地が変わってきます。柔らかい生地では固形物の中材を使用しないと形状が保たれず硬い生地では曲線などの形状を表現するのが難しいなど、それぞれ条件に合わせて変えていきます。

コスト重視・形状再現重視など条件により使用する素材を変えて提案します。逆に言うとその部分をお知らせ頂かないと、こちらでお見積りを出しても御社の要求に十分応えられない可能性があります

クッションの形状について
下記の形状で製作することが多いですがそれ以外の形状につきましては別途お問合せ下さい
クッション形状_四角型
四角型
ノベルティでは25cm・40cm角にすることが多い。市販では45cm角・60cm角が定番サイズ
クッション形状_丸型(円盤状)
丸型(円盤状)】
Ф30cmが多い。ビーズソファでは表面のみストレッチ素材で裏面を伸縮しない生地を使用することもある
クッション形状_球体
球体
地球儀か野球ボールのどちらかの縫い合せで製作。ビーズクッションでないと綺麗に曲線が表現できない。ドーム型もビーズクッションでないと上手くいかない
クッション形状_ドーナッツ型
ドーナッツ型
真ん中をくり抜く場合と真ん中の円をステッチするだけの場合がある。2WAYストレッチ以外の生地を使用すると形が綺麗にでません
サイコロクッション
サイコロ型
シートクッションやイベントのディスプレイ用サイコロとして製作することが多い(転がらない)。キューブ型とも言います
ボルスター(円柱)型クッション クッション形状_ボルスター
ボルスター(円柱型)】

インテリアショップでの販売用では定番的な形状。肘置きクッション・ビーズクッションビーズソファシートクッションの際にこの形状にすることが多い。あとは飲料メーカーのラベルと同じプリントして缶を再現する

四角柱型クッション・まくら
四角柱型
ウレタンを使用したシートクッションでは定番の形。ポリエステル綿を使用すると全体的に丸みを帯びた形になる
クッション形状_ロゴアウトライン_ダイカット クッション_キャラクターアウトライン_ダイカット
ダイカット
オリジナル形状にしたい場合に多い。キャラクターやロゴに沿ったアウトラインにする。型抜きような感じ。マチを付けることもある
 クッション形状__オリジナル形状
オリジナル形状
あまり複雑な形状になるとぬいぐるみの範疇になり弊社で製作できるのは簡単な形状に限ります

クッションのサイズの測り方について
クッションサイズについて

クッションのサイズの測り方
クッションを上から見た図


クッションサイズの測り方
クッションを側面から見た図
 
クッションは基本的に縫い上がりサイズで製品サイズを表します。なので生地2枚合わせのクッションであれば左図のように縫い目から反対側の縫い目までで測ります。そのためクッションを上からみたサイズ(上から定規を当てたサイズ)とは違う場合があります。

四角の場合は角があるのでほぼ縫い上がりサイズと変わりませんが円盤状の丸型の場合、全体がクッション材の充填により膨らみ上方向に持ち上げられるため上から直線上にみると短く見えます。縫い目から反対の縫い目まで膨らみを含めて測ると縫い上がりサイズになります。

極端な話ですが見た目直線上が30cmでもクッションの縫い上がりサイズが40cmであれば40cmのカバーでないと入りません
見た目サイズで製作することも可能ですが上記の理由により縫い上がりサイズは見た目サイズ以上にする必要があり場合によってはかなり大きくする必要があるので原料費がその分掛かる可能性があります。

生地やどの程度大きくするかでクッション材の量の変動が実際に見た目サイズを製作してみないとならず予測することが大変難しいです。そのため何度も試作する必要がある場合もあります

クッションの膨(ふく)らみについて
四角クッション凹み 左図はそれぞれ正方形と正円で生地を裁断し縫製した物になります。そこへクッション材を充填して膨(ふく)らめると矢印の方向から圧力が掛かり厚み方向(高さ)へと生地が引っ張られます。そのため見た目が左図のように正方形では内側に向かって凹み、正円では曲線部分にシワが入ります。これはクッション材の量を多くすればするほど顕著になります。

ただ左図のようにならない量しかクッション材を入れないとペタペタな状態になってしまいます。生地自体にそれほど伸縮性がないのでこのような仕様になります。

ちなみにオリジナル形状の場合は曲線部分が多いので必ずどこかの個所にシワが入ります。この状態をある程度解消する方法自体はあるもののコスト自体が割高になってしまうやり方のため、そこまでしてこれを解消する必要性がない場合はあまり対策を施していないのが現状です。

またこれは普通の綿(わた)を入れるクッションに起こりますが生地が伸縮するビーズクッションや形状が保持し易いウレタンクッションでは起こりづらい現象です
円盤クッションの縮み

クッション用語について
クッションの製作では一般的に使用されている用語です
○マチ
クッション用語:マチ クッションの厚みを表します。シートクッションでは一般的にマチありですが背当てクッションではマチがないことが多いです。それを「マチなし」と言います
○パイピング
クッション用語:パイピング クッションの角部分にロープ状の物を縫い付けることを言います。そのパイピングのことをパイピングロープと言います。あくまでも同じ素材で立体感を持たせるために付けたり本体色と対比する色を選ぶ場合とあります。パイピングは中に入れる芯材の太さを変えることができます
○バイアステープ
クッション用語:バイアステープ クッションの縁に挟むテープ状の布のことを言います。バックなどでは内側をこの縫製方法をしていることが多いです
○吹込み口
 クッション用語:吹き込み口 クッション材を吹き込み(充填)するための開口部のことを言います。ウレタンの場合は、かなり広く開ける必要がありますのでファスナーを付けることが多いです。また普通のクッションの場合は15cm程度開けます。吹き込み口は通常ミシン留めしますが目立たなくする場合には手縫いにて縫合します(※起毛している生地でなければ粗く縫っているようにも見えます)
○ステッチ
クッション用語:ステッチ クッションの表面の外周を縁取るようにミシンで縫うことを言います。アクセントとして、太い糸で対比する色を使用することもあります。また生地色と別の色のミシン糸で縫うことでデザイン性を高める場合もあります。

縁だけでなく側地を仕切るようにステッチすることによりクッション材の厚みを抑える・偏りを防ぐ意味合いですることもあります。座る用途のクッションでは真ん中にステッチすることにより座った時に安定する作りになります

クッション・枕のクッション材(中材)について
○ポリエステル綿(わた) 
ポリエステル綿 今クッションの中材で一番使用されている。品質もランクがあり良いモノだとウォッシャブルタイプは当たり前で、軽い・膨らみ感がある・反発力が強いなどの違いがある。羽毛布団の代替えとしても使用できるグレードもあり。品質が良いモノほど、触り心地も柔らかく綿の塊を感じません。また吹き込み方・吹き込むまでの工程によっても風合いは変ります
○発泡ビーズ (※発泡ビーズの販売はこちら) 
発泡ビーズ 1mm以下の極小ビーズを使用したクッションがストレッチ生地との組み合わせでブームにもなった。取扱いが難しいのと単価が高めになってしまう傾向にある。粒の大きさにより感触・重量がかなり変わるのも特長。ビーズソファで使用されるのは2mm程度もしくは6mm程度の粒のモノが多い。通常のビーズは静電気の発生により取扱いが非常に大変(静電気防止加工を施したビーズもある)
○ウレタン
ウレタン 低反発とは違い押し込んでも、じわっと戻るという感じではない。ただし硬さに関して種類がたくさんある。硬いモノはバイクや自転車の座面部分にも使用。ウレタンを粉砕したものを再度固めた再生品(ウレタンチップ)もある。長期間使用すると劣化しボロボロになる。時間が経つと変色。また乾燥する場所で保管してもボロボロになる
○そばがら
そばがら そばの実の殻。殆どが虫が発生しないように消毒済みもしくは真空パック状態にしてから使用。できれば、定期的に日干しして殺菌して使用するのがベスト(伝統的な日本家屋では、縁側で干したりします)。この硬さを好む人も多。また通常の工程よりも手間をかけた物で丸洗い対応可能なそばがらもある
○パイプビーズ
パイプビーズ 介護用枕などでよく使用。球状で真ん中が空洞化しているので通気性に優れている。現在は硬さにも種類がある。また球状ではなくストローを短くカットしたようなモノもある。ただし洗濯したときにパイプの中に水分が溜まってしまった場合に取り除きづらい。これの柔らかい素材がエラストパイプになります
○ヒノキチップ
ひのきチップ ひのき(檜)をチップ状にカットしたもの。ヒノキの香りが漂いますが、かなり硬くなります。単体で使用することもありますがポリエステル綿やウレタンをメインにしてヒノキチップはシート状に入れることが多い
○パンヤ
パンヤ 植物から採取される繊維。ポリエステル綿と比べ弾力性は弱くクッションや枕の中材としてはポリエステル綿よりは硬く感じる。通気性はあまりないので逆にいうと保温性はある
○低反発ウレタン 
低反発ウレタン 独特な感触で枕や背当てなどフィットする。海外産の原料と日本国内産ではかなりの原料単価に開きがあり小ロットでの取り扱いはコスト的にかなり高くつく。低反発ウレタンをチップ状にしたモノもある。時間が経つと変色する
上記以外にもコルマービーズ・お茶の葉・ラベンダー・エラストパイプ(活性炭・フラボノイド)・どんぐりコルマ・お茶コルマ・イオンコルマ・キトサンパイプ・Vトルマリン・V2消臭GN・クリンコルマ・純綿・真綿なども取り扱っています
 発泡ビーズひのきチップ洗えるそばがらソフトパイプコルマビーズポリエステルわたを【枕のペアレYahoo!ショップ店楽天市場店】でも販売中
 原料のみの販売もそれぞれ最低ロットが変わりますが対応しております

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事業領域
ディスプレイ事業