底付きせずにある程度沈み込む素材で形状を保持する下記中材を使用することが多いです |
○発泡ビーズ |
発泡ビーズで製作するクッションソファは側地で形状を表現しあとは発泡ビーズを充填することで膨らめて形状を表現することができます。粒の大きさは極小ビーズですと重くなりコストが掛かりすぎることからそれ以上の大きさの粒のモノ(ミニビーズ)を使用することが多い。
あまり大きな物(1mを超えるサイズ)になると伸縮する素材を使用しての製作は難しいです。耐久面・形状保持などバランスが保てなくなります。また伸縮いない素材(カバー)でクッション材に発泡ビーズを使用すると砂の上に座っている感じでクッション性がない物になります |
○ウレタン |
ウレタン素材でも低反発ウレタンから硬質ウレタンまでオリジナル形状にカットし時にはウレタン同士を接着し、その上からカバーを被せます。また自動車やバイクのクッション部分でも使用されるウレタンチップ成型品を使用することも多いです。
通常のウレタンよりもウレタンチップ成型品は耐久性に優れているため長期間の使用に耐えられます。同じ所に座っているとその部分だけ凹んで復元しなくなってきます |
○ポリエステル綿 |
シリコン系の綿(わた)が主流になっている現在ではフロアクッションでも使用されることが多くなっています。以前のレギュラータイプは復元力が弱かったためヘタリが早く実用に向きませんでしたがシリコン系の綿は復元力もあるため大きなフロアクッションの中材としても使用されています。ペット用ベットクッションなどの中材としても使用されています |
○ウレタンチップ(粉砕品) |
固形物のウレタンを粉砕してチップ状にした物。固形物のウレタン以上にクッション材としての自由度が高いためクッション形状をオリジナルにし易い利点がある。ただしカバー地が薄く柔らかい素材を使用すると側地の表面が凸凹して見た目が悪くなる場合がある |
※生地とクッション材の組み合わせによって製作可否が決まることもあります |